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生活習慣病
糖尿病とは
糖尿病は、インスリンというホルモンが不足したり作用低下が原因で、高血糖が慢性的に続く病気です。
インスリンが不足すると、血糖値の上昇を抑える働きが低下してしまうため高血糖になってしまいます。
糖尿病の種類
糖尿病には、1型糖尿病と2型糖尿病があり、それぞれ特徴があります。
1型糖尿病
1型糖尿病は、「インスリン依存型」とも呼ばれます。自己免疫疾患などが原因で、インスリン分泌細胞が破壊されてしまいます。
治療法としては、インスリンを自己注射する方法があります。
2型糖尿病
日本人の多くが2型糖尿病と言われています。これは、「インスリン被依存型」と呼ばれ、遺伝的要因や過食、運動不足などの生活習慣が総合的に原因となっています。
糖尿病の恐ろしさ
糖尿病は、自覚症状がないままに重篤な合併症を引き起こす可能性があることで、網膜症や腎症、神経障害や動脈硬化、心臓病や脳卒中などのリスクもあります。
糖尿病を予防するためには、生活習慣の改善や血糖値をコントロールすることが重要です。
日々の生活を改善し、健康な日々を過ごすことを心がけましょう。
当院では糖尿病に関するご相談をお受けしております。お気軽にご相談ください。
高血圧とは
高血圧とは、心臓から送り出された血液を末梢神経に運ばれる上で、血管の壁を押す力のことです。血圧には正常と言われる状態があるのですが、その状態よりも一定以上に高い状態が「高血圧」です。
高血圧には2つのタイプ(「本態性高血圧」と「二次性高血圧」)があります。
本態性高血圧(一次性高血圧)
身体内部に異常が見られず、単純に血圧が高い状態です。これは遺伝性があり、両親またはどちらかが高血圧の場合には子どもも高血圧になる確率が高いと言われています。
二次性高血圧
高血圧の原因が明らかであり、若い人でも腎臓病やホルモンを分泌する内分泌器官の病気があると、血圧を上処す焦るホルモンが過剰分泌させることで血圧が上がります。
これが二次性高血圧です。
高血圧の原因
・過剰な塩分摂取
・肥満
・過剰な飲酒
・精神的ストレス
・自律神経の調整異常
・運動不足
・野菜や果物不足
など
高血圧の原因には様々なものがあります。基本的には自覚症状がないため計測する機会がなければ正常値なのか高いのかわからないままです。
しかし、高血圧をそのままにしてしまうと、全身の動脈硬化を起こし、合併症を引き起こす可能性もあることから、放っておくことは危険です。
高脂血症(脂質異常症)とは
高脂血症とは、過去に「脂質異常症」と呼ばれていたことがある病気です。
中性脂肪やコレステロールなど、脂質代謝に異常をきたしており、血液中の値が正常域ではない状態です。
動脈硬化の主要な原因とも言えるものであり、放置すれば重篤な病気を招く原因となります。
高脂血症の危険性
高脂血症の状態を放置しておくと、以下のような状態になる危険性が高くなります。
・脳梗塞、脳出血
・心筋梗塞、狭心症
・大動脈瘤、大動脈解離
・閉塞性動脈硬化症
など
コレステロール値(特にLDLコレステロール)が高いと、動脈硬化をはじめとして血管系の病気が起きやすくなります。また、中性脂肪値が高いと急性膵炎を起こす可能性があるため、注意が必要です。
高脂血症の治療法
高脂血症の治療は、動脈硬化を進行させないようにすることが治療の重要な目的となります。例えば、以下のような治療法があります。
・禁煙する
・運動量を見直す
・適正体重に近づける
・内臓脂肪を減らす
・食生活を改善する
など
これらは、まず食事や運動などの生活改善をおこなった上で、それでも動脈硬化のリスクが高いと判断された場合には薬物療法を行います。
当院では、高脂血症に関する治療相談をお受けしています。少しでも気になる、心当たりがあるという方は早めにご相談ください。