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ピロリ菌検査・除去
ピロリ菌とは
ピロリ菌とは、胃の粘膜に生息している細菌です。本来、胃には胃酸があるために通常の細菌は生息できませんが、ピロリ菌については胃酸を中和して生きることができます。
多くの方は、この菌に感染することによって胃に炎症が起こり、感染が長引くと慢性胃炎になります。
また、長い期間炎症が続くと胃粘膜の萎縮などが起こり、胃がんの原因にもなってしまうのです。胃潰瘍や十二指腸潰瘍の発症、再発はピロリ菌感染が関係しているとも言われているため、基本的に検査でピロリ菌が見つかった人は除去する方が良いでしょう。
ピロリ菌の検査方法
内視鏡による検査方法
●組織鏡検査
内視鏡検査中に胃の粘膜を採取することで、ピロリ菌の有無を検査します。
●培養法
胃の粘膜を採取し、すり潰してピロリ菌が発育する環境で培養することで、菌の有無を調べます。
●ウレアーゼ試験
ピロリ菌が産生するウレアーゼによって作られるアンモニアの有無で感染を確認します。
内視鏡検査を行わない方法
●尿素呼気試験
検査薬を使用し、服用前後の呼気を採取することで二酸化炭素の量を測定することで、ピロリ菌の有無を把握できます。
●抗体測定検査
ピロリ菌に感染すると、抗体が体内に作られます。血液や尿に存在する抗体を測定して検査します。
●便中抗原測定
便中のピロリ菌の抗体の有無を調べることで感染しているかどうかを確認します。
