INTERVIEW

院長

新垣 直樹Naoki Shingaki

胃がんは治せる
内視鏡検査を通じて患者様の将来は変えられる

和歌山県海南市、JR海南駅からほど近い場所にある「しんがきクリニック」。
地域の「かかりつけ医」として多くの方の健康をサポートするだけでなく、
内視鏡検査にも力を入れているという院長の新垣先生に、いろいろなお話をお聞きしました。

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  • ドクターズインタビュー

01

先生が内視鏡検査に力を入れている
理由を教えてください

日本は、もともと胃がんの人が多いと言われています。とはいえ、少しずつ検査や治療が進歩しており、早期発見ができれば治せる病気と言えますので、早く見つけ、治せることに越したことはありません。そのため、治せない状態になるまで気づかずにいることがとても不幸なことだと思うのです。内視鏡検査に力を入れることで、検診をきっかけに胃がんを見つけることができたなら、その人の将来も良い方向に変えられるのではないかと思い、力を入れています。

02

先生が内視鏡検査を受けてほしいと
感じられる年代は?

胃がんは、高齢になればなるほどリスクが上がるため、早めに受けた方が良いことは間違いありません。これまで、胃がん検診の対象は40歳代だったのですが、現在では50歳代に引き上げられています。ですが、対象年齢になる前の人でも、気になる方や心配な方は受けておくと良いでしょう。特に、ご家族に既往歴がある方やピロリ菌検査でご自身にピロリ菌がいるとわかっている方については、特に受けておくことをオススメします。

まずは受けてほしい
一人でも多くの方に受けていただけるための工夫も

03

先生が内視鏡検査でやりがいを
感じられるときはいつですか?

それはやはり、治療につながる結果がわかり、患者様ご本人が喜んでくださったときですね。また、健康な状態であることがわかっても、「やってよかった」と言ってくださる方は多くおられます。そんな時はやりがいを感じます。

04

先生がこだわりや大切にして
おられることはなんですか?

そうですね。検査のカメラについては経口のものを使用しています。私のこれまでの経験上、経口カメラを使うことが多かったというのもありますが、経口カメラは視野角が広く、解像度も高いためより鮮明に詳しく検査をすることができます。ただ、最近では経鼻のものも品質が良くなっているため、患者様のニーズやカメラのクオリティによっては変えていくことはあるかもしれません。また、鎮静剤を使えば負担なく検査を行えるため、患者様のニーズや体調に合わせながら行うようにしています。

05

検査はどれくらいの周期で受けると
良いのでしょうか?

元々は1年に1回と言われていました。ですが、最近では2年に1回で良いと言われています。胃がんの死亡率のデータを見てみると、3年以上検査していないと死亡リスクが高まりますが、1〜2年であれば胃がんによる死亡リスクを下げることができると言われています。ただ、医師としてはできるだけ早期発見・早期治療を行いたいと思っているため、年に1度は受けていただくのが理想ではないかと思います。その点については、患者様の胃がんリスクなどを見極めながら提案するようにしています。

06

胃がんのリスクとはどういったものが
あるのでしょうか?

基本的には、ピロリ菌の有無によって変わります。なので、まずはピロリ菌の検査だけでも受けていただくと良いと思います。特に、これまでに一度も受けたことのない人は早めに受けることを強くオススメしたいですね。検査を受けると、客観的な数値データでリスク評価を受けることができるため、まずは受けていただくようにお声がけするようにしています。

マイナスイメージがあるのは理解できる
まずは相談からでOK

07

これからの受診を検討されている方へ
メッセージをお願いします

内視鏡検査というと、「痛い」「怖い」というイメージがあるかもしれません。ですが、できるだけ患者様の負担が少なくなるように検査を進めていくので、まずは一度受けていただきたいと思います。これまで、当院では「一回やったけどもう懲りた」という方はおられませんので、問題なく受けていただけると考えています。まずはご相談からでも大丈夫です。受けるか受けないかを決める前にお越しいただいて、お話を聞かせていただくことから始められたと思います。みなさまの健康をサポートさせていただくべく、これからも精進して参ります。ぜひ、お気軽にご相談ください。みなさまのお越しをお待ちしております。